こんにちは^^



今回は自転車整備に使う油脂ケミカルなどについて書いてみたいと思います。
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油脂やケミカルといっても市場には様々な製品が溢れています。この記事ではそれらの製品の中で「これがベストだ!」と言うつもりはなく、私が実際に使ってみた使用感や使い分けなど含めまとめてみるつもりです。

と、その前に・・・。

自転車整備に求められる油脂ケミカルの性能として
①潤滑性能
②防錆性能
③防水性能
④耐水性能
⑤錆落とし力
⑥洗浄性能
などがあると思います。

個人的な考えですが、以上の性能をバランス良くフル(ここ大事)に備えた油脂ケミカル製品って無い(私が知らないだけかも)と思っています。

どういうことかというと、自分が何を求めているのかを理解した上で製品を選んで試してみるのが、自分の使用環境や使用方法にあった油脂ケミカル選びのポイントだと思うのです。

人によっては「ここにはこのオイルが最高だよ」みたいな事を言う方もいますが、それはその人の自転車の使い方に合っているだけで、勧められた人にはあわない可能性もあるという事です。


というわけで実際の製品で例えてみると・・・、
呉工業のKURE5-56です。ネットなどでは自転車整備には使ってはいけないと言われていますね。使うと錆びるとか使うと錆びるとか錆びる錆サビさびSABI(しつこい)^^;

メーカーHPでは用途として「防錆・潤滑・清浄・防湿」の性能を謳っています。でも実際の評判は使うと錆びるって^^

私の5-56の使用感はというと、
①潤滑性能  ★★☆☆☆ 
②防錆性能  ★☆☆☆☆
③耐水性能  ★★☆☆☆
④錆落とし力 ★★★★★
⑤洗浄性能  ★★★★☆
こんな感じ。一応は備えているのですよ全ての性能は。ただし性能の振り分けが非常にピーキー。

こいつは浸透力が凄く揮発性も高いです。だから錆にも浸透して落としやすくなるし、固着したボルトを緩めるのにも最高。

潤滑性能は一応はありますよ程度。でも揮発性が高く耐水性能が低いのですぐ悪くなる。

洗浄性能も良いが潤滑成分が残るのが困り物。洗浄液として使う場合には、使用した後にパーツクリーナーで5-56を落としきってやらないとダメ。その後に塗布するオイルやルブに悪影響となる。結局の所その用途では灯油やパーツクリーナー、ディグリーザーを使ったほうが良い。

てな具合で5-56は「錆落とし性能」にステータスを特化した製品だと思います。もしも自転車整備に使うとしたらと考察してみると?
・錆落とし
・固着した部品の取り外し
・極めて短距離短期間での定期的なオイルアップ(潤滑&洗浄目的)
という風なものになります。あくまで個人的な考えですが。

自分が製品に何の性能を求めるのか?を考え明確な基準を持つのが一番大切です。

また、経済性も大事な項目。使う量をけちっていちゃ意味ないですしね。

こんな具合に自分で油脂ケミカルを試してみて自分に合った製品を選んでいくのが良いと思います。人の評価やレビューなどはあくまで参考程度にね、として例えは終了^^



ここまでが前置き。私はこんな感じで油脂を選んでいるという説明でした。長くてスイマセン^^







オイル系



私が使用しているのはこれ。このブログでも度々紹介しています
amazonで537円。コスパは良いと思います。

使い所はチェーンやディレイラーなどの金属可動部品に適量を塗布しています。スプレータイプなので燃費?的には良くないですが、使い勝手というか作業性は逆に良い。

粘度はサラサラでオイル持ちは並程度。しかし水置き換え性能があるので雨天走行後にそのままチェーンにスプレーしておくと防錆になり便利です。ただし先に書きましたが粘度低めなので雨天の長距離走行には向いていないと思います(100km以上の走行とか)。

雨天走行しないとか室内保管しているという環境ならば別の製品を使うと思います。私の使用環境は逆なので気に入って使い続けているというわけです^^


定番なのは万能オイル系
これはAZのミシンオイルです。1Lタイプ+オイラーを使うと半永久的に使えるらしい!? 100均のオイルも同じカテゴリーです。

潤滑性能は抜群。しかしミシンオイルってくらいだから防水性は期待出来ません。はっきり言って一雨走行したら効果は半減以下。雨天走行が多い人には勧められない。

水置換え性は無いので洗車や雨天走行後も水分が乾いた状態で塗布しないとNG。ということで私にはちょっと向いていないです。ワ・タ・シにはです^^


樹脂やゴムを使用している箇所にはシリコン系のタイプがグッド
他社も含めてホームセンターでも200円台で売られています。安いですね^^

使い所はシフター内部や樹脂ブッシュ採用のキャリパーブレーキ軸受やRDプーリー軸など。ブレーキやシフトのアウターケーブル内にも良いと思います。

性能的には特筆すべき点はないです。こいつは局地戦向けって感じです^^



グリス系

定番のリチウムグリスです
上は極圧タイプですが自転車に使う分ならノーマルの安いやつで充分。使い所はハブやBB、ヘッドなどの回転部分やボルトなどの固着防止用。まあなんでも使えます^^

ちなみに缶やジャバラタイプよりもチューブタイプの方が使い勝手が良いと思います。ミニグリスガンとか使うのも便利ですが、ちとお高いですしね。手も汚れにくい(気休め程度か)です。


こちらはウレアグリス
使い所はリチウムグリスと同じ。何が違うというと耐水性能。リチウムグリスと比較して(私は気にならないですが)回転も良いらしい。

油と水分が混ざることを乳化といいますが、回転部分に水分が混入するとそれが起こりやすい。乳化すると潤滑性能が下がるためトラブルに繋がる。

そんな理由で私は使い分けています。まあほとんどウレアグリスでまかなえるので、こっちを選べば問題無しじゃないですかね。


※どちらも非常に安価です。普段遣いの自転車には充分だと思います。ただしレース使用やシマノなどの設定能力を引き出したい、維持したいということであればメーカー推奨の純正グリスを選んでも良いと思います。それらを私が使わないのはそうした使用環境では無いだけです^^


最後はこれ、シリコングリスです。
使い所はシリコンスプレーと変わりませんが、より長期な性能維持を目的にするならグリスタイプがグッドです。

キャリパーブレーキ分解時の樹脂ブッシュに塗布したり、エンドキャップを装着する前にアウターケーブル先端に塗布しておくとか。インナーワイヤーに薄く塗るのも良いと思います。



パーツ(ブレーキ)クリーナー

まあこれはお好きなのをどうぞって感じです。
私はAZのまわし者では無いのでホムセンで売っている安価な製品で充分だと思います^^

ただし、自転車整備に使うのなら速乾性が高すぎるタイプは使いづらいです。ウエスに塗布してもしばらく使えるくらいが良い感じだと思います。またシマノのワイヤーの一部などには「使うとダメ」的なものもあるので注意しましょう。



まとめ

要は適材適所と価格面や使用方法/環境などで使い分けるってことです。それで自分が納得満足していれば、どのメーカーのどの製品だろうが問題ありません。KURE5-56でも良いと思います。

人の意見を鵜呑みにするのではなく、なんでも自分が試すことが一番ですね。

※錆落とし剤やローラーブレーキグリスなど超局地戦用な製品は次回(があればですが)にいたします。個別には過去記事で取り上げていますので「ママチャリ」「錆との永遠の戦い」カテゴリーでご参照下さい。








本日はここらで終了です、それではまた^^)/





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