こんにちは^^


ママチャリを700C化するときに一番の問題となるのはリヤブレーキ。普通はバンドブレーキやローラーブレーキだったのをキャリパーブレーキ化しますよね。

私も下の記事でまとめてあるように随分と試行錯誤しました。
私が試した方法以外にもネットを探すと様々なやり方が見つかると思います。

また、簡単そうに見えてひと工夫必要なのがフロントブレーキ選び。基本は以下の計算式で求められます。

自転車を700C化したときにブレーキのアーチサイズを求める方法
800px-Tyre_and_Rim_Technical_data_01-en
引用先wiki https://en.wikipedia.org/wiki/ISO_5775

一番左の画像は「ETRTO」値の説明です。例えば「37-622」は37がタイヤの太さで37mm、622はタイヤのビード径(内側の直径)で622mmとなります。

26インチ車なら「37-590」なので

(622mm - 590mm)÷ 2 = 16mm つまり現在のアーチサイズから16mm引いたサイズが適正なキャリパーブレーキサイズになります。

一般的な26インチママチャリならだいたいアーチ長が50mm前後になります(例外もあるかも)。ひと工夫すればロード用のショートアーチキャリパーブレーキが装着出来ますね。

ちなみに「ひと工夫」とは取り付ける「ナット」をどうするか?ってこと。

現在、市販されているロード用のキャリパーブレーキのほとんどは「沈胴ナット」というナットが使われています。

ママチャリなどシティサイクルには普通のナット式が使われているのでポン付けしたいのならば、この製品を選択するしかありません(個人的には好きな製品です、特にシルバー)。
BRS101.3
DIA-COMPE(ダイアコンペ)BRS101 キャリパーブレーキ  フロント ナット式 ロングリーチ仕様 シルバー

「やっぱりブレーキは105以上だぜ!」とか余っているキャリパーブレーキを使いたいのならばフォークの加工が必要になります。キャリパーブレーキの取り付けシャフトは6mm、沈胴ナットは8mmなので。

そこでドリルやこんな工具を使ってフォーク裏穴を広げちゃいましょう^^
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これでキャリパーブレーキが選びたい放題です?
P1070227
いやいや、待ってください。先にも書いた通り一般的な26インチママチャリを700C化した時に必要なアーチサイズは約50mm。

いわゆるショートアーチサイズのキャリパーブレーキってアーチ長が49mmなのです。ね、1mm足りません。

たったの1mmですがシューがリムに届かなければタイヤと接触して最悪バーストします。当然ながら制動力もまともに出ない。こりゃ、いかんですね^^;

キャリパーブレーキのアーチサイズ種類

とりあえずシマノの場合だと以下のようになります。

39~49mm
現)BR-R561
旧)BR-R9000、6700、5700、4600、3500、2400

39~51mm
現)BR-R9100、R8000、R7000、R4700、R3000、R2000
旧)BR-6800、5800

47~57mm
BR-R650、BR-R451

アルテの6800や105の5800、現行製品はアーチ長が51まで延長されているのがわかりますね。どうやらシマノは49mmのショート規格は捨てたようです^^;

ってことは新品を買う分にには問題なし。50㎜なら当然クリアですね^^

問題なのは余っていいる旧製品をどうにか活用したい場合。取付穴のさらなる加工やフォークエンドを加工する方法もありますが今回はやめておきます。安全性を担保出来ませんしね。
※加工を反対否定するワケではありません。自分の自転車なら間違いなくやります

まあ普通に考えるとこんなの選ぶしかないかなあ、
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オフセットシューも以前はBOMAの製品しかなく値段も高価でしたが、最近は比較的安い物も出ているようです。

でも制動力的には確実に性能落ちます、もう間違いない。当たり前ですが1mmほしいのにそれ以上の長さのものを取り付けたら剛性下がりますよね。

27インチ車の改造やミニベロなどには良いかもしれませんが26インチの700C化にはおすすめできません。素直に5800の中古でも買ったほうが良いと思います^^

もちろんオーバーホールしてね。
IMG_1335


あと旧製品を活用する場合、もうひとつ問題点があります。それはワイヤーの引き量です。
ブレーキ互換表
左のキャリパーブレーキ製品群以降のものは問題なし。それ以前(BR-5600とか)だとレバー引いた量に対してブレーキがより多く作動します。簡単に言うと効きすぎちゃうってこと。

まあレバーも旧製品なら良いのですが、新レバーと旧ブレーキのマッチングはイマイチってワケです。コントロール性が落ちるとドライならよいですがウェットな路面だと問題ですよね。

そんなことを書きながら私の組み合わせはBL-2400とBR-5600。
IMG_1277.1
ってダメじゃん^^;

BL-2400はキャリパーとVブレーキの切り替えが出来ますので、タイコを「V」側にして実験していた時期もありましたが結局戻しました(これ書いてなかったですね)。

ちなみに5600の前は5800を取り付けていました。まさかのグレードダウンです。まあ個人的にシルバーが気に入ったのと効きのマイルドさ(5800比)もあり引き量うんぬんは気にするほどでは無かったです。これがSTIなんかだともっと大きな問題になるのでしょうが^^;

まとめ


今回、調べてみてわかったのがシマノキャリパーブレーキのアーチ長51mm化でした。49mmが一般的だと思っていましたが真相は違っていたようです。

なんだかんだと書きましたが700C化しよう!って人は自分で何とかしちゃうはずなので、49mmだろうが問題ないとは思いますが、最近の製品がポン付け(沈胴ナット式の穴8mm化しちゃえば)出来るってのも良い傾向ですね^^

本当はショートアーチキャリパーの取り付け加工方法も書こうと思っていたのですよ。でも現行の製品が51mm化されているのならばそれを使った方がより安全です。


雪や寒さで乗るのが出来ないならばママチャリの700C化、チャレンジしてみませんか!?



本日はここらで終了です、それではまた。
^^)/


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