こんにちは^^

以前の記事の清書版です。少しは読みやすくなったかな?

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これは日本未発売のIKEAの『SLADDA』です。 リヤカー付きでも、おしゃれな感じですね

さて、この状態だとなんていう名前の乗り物になるのかな?(答えは最後です)

実は私もこの春、ちょっとした荷物の移動に町内会長さんにお借りしたリヤカーを電動アシスト自転車に取り付けて使用しました。この時はなにも考えずに、人通りや車が入らないような道路を選んで運行しました。広場で娘を乗せて遊んだりもしました。多分、駄目な行為でしょう^^;

というわけで、今回は自転車やタンデムバイク、サイクルトレーラーなどに対する法律や規則を考えてみました^^

①そもそも自転車とは?

まずは道路交通法を調べてみました。

 道路交通法 
(定義)
第二条  この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
とばして
八  車両 自動車、原動機付自転車、軽車両及びトロリーバスをいう。
とばして
十一  軽車両 自転車、荷車その他人若しくは動物の力により、又は他の車両に牽引され、かつ、レールによらないで運転する車(そり及び牛馬を含む。)であつて、身体障害者用の車いす、歩行補助車等及び小児用の車以外のものをいう。)
十一の二 自転車 ペダル又はハンド・クランクを用い、かつ、人の力により運転する二輪以上の車(レールにより運転する車を除く。)であつて、身体障害者用の車いす、歩行補助車等及び小児用の車以外のもの(人の力を補うため原動機を用いるものであつて、内閣府令で定める基準に該当するものを含む。)をいう。
もっと分かりやすい資料が、国土交通省にあった自転車等に関する法令等の規定の参考資料1です。自転車に関する項目に絞ってあるので、頭のよろしくない私にも充分に理解が出来ました^^;

つまり「車両」というカテゴリーの中に「軽車両」が有り、「軽車両」のカテゴリーの中に「自転車」「荷車」(リヤカーなど)が含まれるという事です。

②次に道路使用について

上のリンク先の国土交通省の資料を読むとこう書いています。

自転車等に関する法令等の規定の参考資料1
自転車の通行に関する法規則
(1)通行する空間
車両は歩道または路側帯と車道の区分がある道路においては、車道を通行しなければならない。(法17条3項)
(2)(普通)自転車の交通方法の特例)
※内容は略しますが歩道使用と自転車道に関するものです。

ここで初めて普通自転車の名称が出て来ました^^、 わざわざ(普通)と呼称するので、普通自転車と自転車は区別されると思われます。 普通自転車の定義とは以下に書いてありました。

道路交通法
第十三節 自転車の交通方法の特例
第六十三条の三 車体の大きさ及び構造が内閣府例で定める基準(※1)に適合する二輪又は三輪の自転車で、他の車両をけん引していないもの(以下この節において「普通自転車」という。)は自転車道が設けられている道路においては、自転車以外の車道を横断する場合及び道路の状況その他の事情によりやむをえない場合を除き、自転車道を通行しなければならない。
とありました。

さらに内閣府例で定める基準(※1)については以下に書いてありました。

道路交通施行規則「昭和三十五年十二月三日総理府例第六十号)
第二章の二 自転車に関する基準(普通自転車の大きさ等)
第九条の二  法第六十三条の三 の内閣府令で定める基準は、次の各号に掲げるとおりとする
一  車体の大きさは、次に掲げる長さ及び幅を超えないこと。
イ 長さ 百九十センチメートル
ロ 幅 六十センチメートル
二  車体の構造は、次に掲げるものであること。
ロ 一の運転者席以外の乗車装置(幼児用座席を除く。)を備えていないこと。
ハ 制動装置が走行中容易に操作できる位置にあること。
ニ 歩行者に危害を及ぼすおそれがある鋭利な突出部がないこと。

「車両」というカテゴリーの中に「軽車両」が有り、「軽車両」のカテゴリーの中に「自転車」「荷車」(リヤカーなど)が含まれ、「自転車」のカテゴリーの中に「普通自転車」があるということです。なるほどね^^

タンデム自転車は、(ペダル又はハンド・クランクを用い、かつ、人の力により運転する二輪以上の車)という「自転車」の条件を満たしている。しかし、全長や乗車人数を考えると「普通自転車」ではない。

つまり、タンデム自転車は普通ではない「自転車」である事が理解できます。

しかし、けん引される(サイクル、タンデム、キッズ、カーゴなどの)各種トレイラーは(自転車、荷車その他人若しくは動物の力により、又は他の車両にけん引され、かつ、レールによらないで運転する車)という「軽車両」に該当し、けん引するために連結した自転車もまた、「軽車両」の交通法規を守る事になるので、タンデム自転車とは明確に区別する事が理解できました。


さらに進みます。道路交通法の項目を少し戻ります。

道路交通法
第五十七条(乗車又は積載の制限等)
1 車両(軽車両を除く。以下この項及び第五十八条の五までについて同じ。)の運転者は(軽車両を除くため、以下略
2 公安委員会は、道路における危険を防止し、その他交通の安全を図るため必要があると認めるときは、軽車両の乗車人員又は積載重量等の制限について定めることができる。

上の2に関してですが、国土交通省の資料に注釈がこう書いてあります。

自転車等に関する法令等の規定の参考資料1
(5)自転車の二人乗りに関する規制
当該規定は、公安委員会に軽車両の乗車、積載の制限を定めることを委任したものである。その理由は、軽車両については、その乗車又は積載による危険性が自動車や原動機付自転車に比較して少ないことから、全国的に統一して、その制限を定めるよりも各地方での走路事情その他の交通の状況に応じて規定することが適当であるとの考え方に基づくとされている。
とありました。

ここで一旦、まとめてみます。

まとめ①
・タンデム自転車は「自転車」→つまり「軽車両」の乗車、積載ルールを使用する。交通ルールは「普通自転車」の特例を除いた「自転車」のルールが適用される
・トレイラーを連結した「(普通)自転車」は「軽車両」。「軽車両」のルール適用。
両車ともに運転手だけであれば、車道を使用する分にはOK(ここ重要です^^)
乗車人数などのルールは各都道府県の道路交通施行細則で決められている。という事です。


③道路運送車両法も確認してみる


道路運送車両法(昭和二十六年六月一日法律第百八十五号)
第二条 この法律で「道路運送車両」とは、自動車、原動機付自転車及び軽車両をいう。
4 この法律で「軽車両」とは人力若しくは畜力により陸上を移動させることを目的として製作した用具で軌条若しくは架線を用いないもの又はこれにより牽引して陸上を移動させることを目的として製作した用具であって、政令で定めるものをいう。)

上の内容と

道路運送車両法(昭和二十六年六月三十日政令第二百五十四条)
(軽車両の定義)
道路運送車両法(以下「法」という。)第二条四項の軽車両は、馬車、牛車、馬そり、荷車、人力車、三輪自転車(側車付の二輪自転車を含む。)及びリヤカーをいう。

あわせたふたつの内容
から考えると、人力で陸上を移動させる、レールなどを使わない物と言えます。また、荷車、リヤカー、3輪自転車は軽車両と定義出来ますね^^

実際の条文を読んで、保安基準
保安基準とは道路使用する上での車両の装備に対しての決まりみたいなもんです)も確認してみます。

道路運送車両の保安基準(昭和二十六年八月二十八日運輸省令第六十七号)
第四章 軽車両の保安基準
第六十八条 軽車両は、空車状態において、その長さ、幅及び高さが左表に掲げる大きさをこえてはならない。ただし、地方運輸局長の許可を受けたものにあっては、この限りではない。
【人力により運行する軽車両 長さ4メートル 幅2メートル 高さ3メートル】

(制動装置)
第七十条 乗用に供する軽車両には、適当な制動装置を備えなければならない。ただし、人力車であっては、この限りではない。

(車体)
第七十一条 乗用に供する軽車両に車体は、安全な乗車を確保できるものでなければならない。
2 乗用に供する軽車両の座席及び立席については(以下略

(警音器)
第七十二条 乗用に供する軽車両には適当な音響を発する警音器を備えなければならない。

軽車両の保安基準をまとめてみます^^

まとめ②
・「軽車両」は長さ4メートル、幅2メートル、高さ3メートル
・乗用に使用する「軽車両」には
 ①ブレーキ(制動装置)②安全な乗車装置 ③警音器

などを取り付けなければならない。
逆に言うと上の内容を満たしていれば、乗用の軽車両として保安基準はクリアしている、とも解釈できます^^

④最後に実際の都道府県での例を見てみる

私の大好きな沖縄県に旅行に行った時に、タンデム自転車やサイクルトレーラーを運転した時の法律を調べてみました^^


沖縄県道路交通法施行細則
(軽車両の乗車又は積載の制限)
10条  軽車両の運転者は、次の各号に定める乗車人員又は積載物の重量、大きさ若しくは積載の方法の制限を超えて乗車をさせ、又は積載をして軽車両を運転してはならない。
(1) 乗車人員の制限は、次のとおりとする。
ア 2輪又は3輪の自転車には、運転者以外の者を乗車させないこと。ただし、次のいずれかに該当する場合は、この限りでない。
(ア) 16歳以上の運転者が、幼児(6歳未満の者をいう。以下同じ。)1人を幼児用座席に乗車させている場合
(イ) 16歳以上の運転者が幼児2人幼児二人同乗用自転車(運転者のための乗車装置及び二の幼児用座席を設けるために必要な特別の構造又は装置を有する自転車をいう。)の幼児用座席に乗車させている場合
(ウ) 16歳以上の運転者が、4歳未満の者1人を背負い、ひも等で確実に緊縛している場合((イ)に該当する場合を除く。)
(エ) 道路法(昭和27年法律第180号)第48条の14第2項に規定する自転車専用道路において、その乗車装置に応じた人員を乗車させている場合
(オ) 他人の需要に応じ、有償で、自転車を使用して旅客を運送する事業の業務に関し、当該事務に従事する者が、1人又は2人の者をその乗車装置に応じて乗車させている場合イ 2輪又は3輪の自転車以外の軽車両には、その乗車装置に応じた人員を超える人員を乗車させないこと。

(自動車以外の車両のけん引制限)
第11条  自動車以外の車両の運転者は、1台を超える車両をけん引してはならない。2 原動機付自転車の運転者は、けん引するための装置を有する車両によってけん引されるための装置を有する車両をけん引する場合を除き、他の車両をけん引してはならない。
軽車両の運転者は、他の車両をけん引するときは、けん引する軽車両けん引される車両相互を堅ろうなロープ等によって確実につながなければならない

この細則を読むと以下のように解釈できました。

まとめ③
二輪又は三輪の自転車には、16歳以上の運転席であれば幼児(6歳未満)二人までは乗車OK。
・タンデム自転車はこの内容に準じるが、後部サドルを取り外し、幼児用座席を設けるために必要な特別の構造又は装置がないとNG.
・(サイクル、キッズ、カーゴ)トレイラーなど、けん引される軽車両は、堅牢なロープ等(連結金具も等の範囲になるでしょう)で連結しつつ、1台を超える車両(含む軽車両)でなければOK。ただし、保安基準を満たす装備があることが前提です。



既存の自転車に乗用トレイラーを連結した「軽車両」やタンデム自転車を改造して、車道走行することは出来そうですが、意味のない自転車(軽車両)になりそうですね^^; 普通自転車に幼児座席を取り付けた車両と変わらないどころか、劣化版になってしまいますね沖縄県では。意味無し!


というわけで、まとめ①②③を併せて私の最終的な答え(解釈)とします。
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上の画像の乗り物はタンデム自転車。「(普通ではない)自転車」の車両。「普通自転車」の使用道路特例は無し。車道使用は当然OK。歩道使用はNG。(普通ではない)自転車も使用できる自転車道使用はOK。
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上の画像の2台の乗り物はけん引する「普通自転車」も含めて「軽車両」。車道使用は当然OK.歩道使用はNG。.

タンデム自転車と違って、けん引される「軽車両」なので、乗用とするならば保安基準を満たす装備が必要。
①ブレーキ②安全な乗車装置③警音器などの取り付けが必要。また、「軽車両」の長さ、幅、高さの制限内に収まるサイズじゃないとNG。

最後に、実際の乗車人数は各都道府県の規則が適用される。
基本は運転者は16歳以上。その他の定員は特別な構造及び構造の幼児用座席を取り付けた場合、幼児(6歳未満)2名まで。

沖縄県の場合は、保安基準を満たす改造をしつつ、乗車できるのは運転者は16歳以上、その他の定員は特別な構造及び構造の幼児用座席を取り付けた場合、幼児(6歳未満)2名までという事。

では最初の疑問の答えは^^
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「軽車両」でした^^ ただし、日本でも販売してほしいですよね^^ コースターブレーキが駄目なのかな?法的には問題なさそうだけど・・・。(^^;)


本日はこの辺で終了します、それではまた^^/

☆今回の記事は現在市販されているタンデム自転車やサイクル(キッズ)トレイラーが合法であることを証明する物ではありません。あくまでの私個人の解釈による意見です。実際の使用については、お使いの場所の都道府県公安に確認される事をお勧めします。お巡りさんに止められて「インターネットで大丈夫って書いてあった」といっても責任はとれませんのであしからず^^ 




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