こんにちは^^


3連休はどうお過ごしでしょうか? 私は中々ゆっくりとはいかず、どたばたと家族サービスと家事をこなしています^^ ちなみに昨日は仕事だったため、普通の週末になってしまいました^^;

今日も午後から天気が崩れる予想のため、本日は購入した「サビアウト」を試した結果をご紹介していきたいと思います。^^
AZサビアウト
何度か記事にも書きましたが、やっとの実践検証です^^

裏書を見てみます。
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成分はリン酸、界面活性剤とあります。ネットで検索してみるとリン酸の成分比率は「9.75%」とあります。

作業前に「リン酸」について知ってる知識を書いてみます。「」をリン酸に漬けると化学変化によって「リン酸塩皮膜」が作られます。難しい事を言うと「化成処理」と言って「防錆皮膜」を金属にコーティング?する事ができます。

サビアウト」のリン酸成分を見ると、かなり長時間漬け込まないと「防錆皮膜」を得るまでには難しいかもしれませんが、「錆び落とし」と「錆びとめ」の二つの効果が期待できると思うとお得な商品だと思います^^

ちなみに、「錆び落とし」目的で同じように使用するものに「サンポール」があります。
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強烈な「酸」成分で強固な錆びを簡単に落としてくれます
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成分は塩酸と界面活性剤、洗浄補助剤です。私も強固な錆びが出たママチャリのボルトナットやパーツに使用するときもありますが「最終手段」みたいなもんです^^ 使用後に皮膜は作られないので、水道水や中性洗剤を薄めた溶剤で「中和」後に油で防錆処理必須です。

余談になりますが「化成処理」のなかに「黒ぞめ(ブルーイング)」という方法があります。昔の拳銃などには良く使われていました。「ルパン三世」でお馴染みの「ワルサーP38」など1900年代初旬の名銃は皆、芸術的な「ブルーイング」がされています。ちなみに個人的に一番、好きな拳銃はチェコの名銃「CZ75」の初期型です。^^

というわけで、早速作業開始です^^
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左はKMCの「X9」、右はシマノの「HG71」です。
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まずは「HG71」
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こちらは「X9」。 アウタープレートにうっすらと錆が発生していました^^;

錆びをみるとげんなりしますね^^ 50ccの「サビアウト」原液をかけていきます。
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軽量カップにいれた「サビアウト」を
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チェーンにかけていきます^^
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5倍に薄めて漬け込むため200ccの水道水を注入します。
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ざーっといきます^^
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チェーンが溶剤に浸ったら、かき混ぜておきます。
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むらなく薄まりました^^ この状態で2時間ほど放っておきました。

2時間後、ワイヤーブラシでチェーン左右のアウタープレートを磨いてあげます。
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アウタープレート表面のメッキを攻撃しないように優しく磨きます
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油分も流れ出て、溶剤が黒ずんできました。
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だいぶ錆びが落ちているのがわかります^^
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このまま、あと2時間漬け込みます。「リン酸塩皮膜」を作ってという思いのためです^^;

2時間経過しましたので、水道水で流します
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手でごしごし流します^^
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水道水も透明になり、「サビアウト」の成分は流れ落ちたようです

ウエスで拭きあげます
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この後、ちょっと日光で乾燥させます
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乾燥後、油分を与えていきます。いつもの「AZ KM-001」です^^
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こうしてみると本当に綺麗なシルバーになりました^^
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手で揉んで油分をなじませます
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再び、しばらくの間乾燥させます
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26インチママチャリのハンドルを借りました^^

乾いたのでチェーンを車両に戻しました。 まずは「X9」から
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天候が曇りはじめてきたので、輝きが撮影できませんがピカピカです^^
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次は「HG71」です
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ピカピカになりました^^ 防錆効果についても今後また報告したいと思います。

結果的に「サビアウト」ですがかなり使えると思います。「サンポール」よりは錆び落とし効果は少ないかもしれませんが、メッキや塗装を攻撃しないというのは他のパーツなどでも有用そうです。おすすめです^^

そんなわけで本日は終了です、それではまた^^/


おまけ
Cz75fm
「CZ75」
です。良質な材料と鍛造製法によって、フレームとスライド前面がくびれています。こんなセクシーな工業製品はなかなかないですね^^ 金属フェチの私にはたまらないです。ちなみにシマノが昔、作っていたリール「バンタム100」系も同じように大好きでした。私は「100EX」を持っていました^^
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