こんにちは^^


本日は快晴秋晴れで過ごしやすかったです^^ とはいっても冬はすぐそこまで来ていますので、これからは寒さとの戦いになります。皆様も体調にはくれぐれもお気をつけ下さい^^

そういえば、娘の秋休みを利用して嫁と娘二人で沖縄旅行に行っています。男3人は留守番です。しかし、女性二人が居ないだけで実に静かです^^; 昨日はピザをデリバリーして男3人の小パーティーでした。明日朝は掃除とします、帰宅後さっそく怒られるのもなんなので^^;


というわけで、前回の記事で取り外した「BR-5800」を清掃して長男のビアンキロードに取付したことを書いていきます。
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解りやすく各部の名称を付けておきます。向かって右側にシューが付く最前面のアームを「右アーム」とし、左側シューが付く中間部アームを「左アーム」とします。車両に取り付くセンターボルトが付いている部品は「ベース部」とします。

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後からの画像です。「への字」形の部品が「ベース部」です。

BR-5800」ですが、とある理由がありまして定期的なメンテナンス(清掃)が必要です。その理由は後で説明しますが、他のキャリパーブレーキよりは分解清掃が簡単です。本日は私のやり方をご説明いたします。

 まずは「右アーム」のナットを取り外します。
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② 右アーム」、「左アーム」、「ベース部」を手で強く握り「右アーム」のボルトを六角レンチで緩めて取り外します。
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この時にベース部を上に向けます。理由は「スラストベアリング」が落ちるのを防ぐためです。

取り外せました^^
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このやり方の理由ですが、「BR-5800」の「テンションスプリング」がとてもじゃないが脱着出来るような形状ではないからです。実際、このやり方の方が正解な気がします^^
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ピボットに巻きつくような形状になってます。

右アーム」部が取り外しできました^^
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この後はスプリングテンションが無いので簡単です^^

 「左アーム」のナット取り外し
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さくっと取り外します^^

最後に「左アーム」のボルトを六角レンチで取り外します。この時に「ベース部」は上に向けた状態でボルトを緩めてください。理由は「スラストベアリング」が落ちる可能性があるからです(画像は組付け時に)

というわけで分解完了です^^
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それでは、いつもの歯ブラシとウエスを使って各パーツを清掃していきます^^
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ゴシゴシとみがいてやります^^

BR-5800」の「スラストベアリング」は汚れやすく、磨耗による劣化が心配なのできちんと清掃してあげます。
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清掃前です。パーツクリーナーを噴霧後に歯ブラシとウエスで徹底的に汚れを取ります。綺麗になったらシリコンスプレーを塗布してまた歯ブラシとウエスで綺麗に清掃します。右側のスラストベアリング受けも綺麗に磨き上げます。

綺麗になったらベアリング受けをはめて指で、動作の感触を確かめます。すこしでも「ジャリ」感が残っていたらやり直しです。また。油脂が残ると余計な汚れを付着させるのでなるべくドライに仕上げます^^
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こんな感じに仕上げました^^

ここからが「BR-5800」のきもです^^

右アーム」に付いている「ローラーベアリング」と「左アーム」の「ローラーベアリングガイド部」です。
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ガイド部の塗装は剥げてしまってます^^; この部分は非常に汚れやすいです。動きが悪く感じた時には大概この箇所が汚れています。「ゴリ」「ジャリ」感な原因です^^

外から油脂をスプレーしても良いのですがすぐ汚れてしまいます。しかもタイヤやリム、ブレーキシューなどの油脂が付着する可能性があるので私はなるべく車体から外して清掃しています。

それが最初にあげた定期的なメンテナンスが必要な最大の理由です。

今回は実験的に、なるべくドライ仕上げで維持できるようにひと手間を加えてやります。
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みんな大好き「ピカール」さんの登場です^^ こいつでガイド部を研磨し、なるべく「ローラーベアリング」の作動抵抗を減らしてみるつもりです。
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ピカールとウエスでこんな感じになりました。上手く撮影できませんでしたがツルツルです。
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ピカール」が少しでも残ると「研磨剤」として悪影響があるのでパーツクリーナーで充分洗浄してあげます。
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最後に「シリコンオイル」を塗布して拭きあげます。AZのシリコンスプレーイエロー(ドライタイプ」を使用しました。コーティングする感じですね^^

右アーム」の「ローラーベアリング」も清掃、油脂コーティングします。
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綺麗になりました。隙間には綿棒を使って油脂など清掃してあげました^^

それでは清掃&研磨の完成です。
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組付けは簡単なのでちゃっちゃと作業します。

 「ベース部」にテンションスプリングとスラストベアリングを組付けます。
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上向きじゃないと、「スラストベアリング」や「テンションスプリング」が落ちちゃいます。

 「左アーム」のボルトとナットを組付けますIMG_1338
ガタ無く、動きの良い状態にします。とはいっても私の「BR-5800」ですが、ボルトを最後まで締めるとちょうど良い感じな具合になります。ナットも同じ感じです。ゆるみ止めや「イモネジ」も無いので「ガタがでたら交換ね」というシマノの仕様なのかもしれません^^;

そもそも分解は推奨されていないので理由は良くわかりません^^

 「右アーム」に「スラストベアリング」、ボルト・ワッシャーを配置して上側に向けます。「ローラーベアリング」と「ベアリングガイド」を接触させて「ベース部」のボルト穴まで合わせます。
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こつとしては、「ベース部」と「左アーム」の形状に沿って左手で握り(スプリングが効いています)、右手で「右アーム」を抑えながらボルト位置を合わせるとすんなり出来ます。
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ここまで来たらボルトを締め付けます。左手は「ぎゅっ」と強く握った状態が続いています。
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最後にナットを締めて組付け完了です。ちなみにゆるみ止めが無いのでネジ部にはグリスを塗布してあります^^

仕上げにセンター調整用のボルトを取り付けて終了です。
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指で左右アームを曲げて平行を出しておきます。

最後に今回の使用した工具と油脂類です
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右端のシリコングリスは使いませんでした^^;

というわけで長男のビアンキロードに取付します。
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現在の「BR-3500」を取り外して
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BR-5800」に換装しました。といってもリヤだけですが^^

全作業完了です。
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やっぱり手をかけてやると愛着が湧きますよね^^ これで気持ちよくスピード調節できます。


本日はこのへんで終了です、それではまた^^/


おまけ

余った「BR-3500」は青ママチャリのフロントに取り付けました。
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テクトロR312」は御役御免です。ちなみに「BR-3500」の方が握りが軽いです。絶対的な制動力は変わりませんので(シューも両方R55C4)あしからず^^

おわり


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