こんにちは^^


本日は昨日の記事の続きを書いていきたいと思います^^
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RD-3500SSからRD-M2000に交換したのですが、変速がイマイチでした。後方から確認してみた所、RDが車両の外側に開いた状態で取り付いている事に気づいたのが前回の記事です^^;
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うーん、外側に開いています^^;

この時点での私の推測としては
①ディレーラーハンガーが曲がっている(10%)
②RD-M2000のプーリープレート曲がりor本体変形(90%)

そうです、フレームより新しいRDを完全に疑っていました。理由はと言いますと、RD-3500SSでは変速に関する問題は無かったからです(むしろ気持ち良い感じでした)。

いかんいかん、これは駄目ですね。トラブルシュート(故障探求)において一番いけない「可能性を否定&経験ゆえの固定観念」な思考回路になっていました^^;

そんな私が行った行為はというと、力技でRDのプレートを修正するというお馬鹿な行為をしてしまいました(本当に反省しています)。ほんの少しは改善しましたが、結局トラブル解決の遠回りになったのは言うまでもありませんでした^^;





ここから作業再開の様子です


試運転から帰宅しました。本日は半袖でも大丈夫な気候だったので昼食はざる蕎麦ときめこみました。自転車いじりだけやっていると怒られるので調理は当然、私が担当です^^;

昼食後、少しだけ冷静になったのでとりあえずハンガーとRDの不具合の切り分けを行うこととしました。長男のビアンキロードで試してみます。

その前にRDの角度を確認します。まずはアウタートップから

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これですよね。これこれ、この状態^^


インナーロー
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うん、真っ直ぐです^^

この車両のフレームやハンガーは異常なさそうなのでRD-M2000を試してみます。

RD-3500GSからRD-M2000に変更します
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ワイヤーを固定してチェーンを張った状態がこちらです。まずはアウタートップ
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お次はインナーロー
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私のママチャリクロスと比べたら問題ないレベルの状態でした。
※よく見ると解るのですが、ガイドプーリーとテンションプーリーの位置関係がガチャガチャです。犯人は当然、私です。この時に気付いていればって感じです^^;

この状態で試運転して変速確認してみたところ、シフトダウン、シフトアップ共に普通に変速しました。あくまでも確認のみのため調整は詰めてはいません。

一応、RD-M2000装着の記念撮影^^
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違和感は無い?と個人的には思います。
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うん、相変わらず格好良い^^


さて、専用工具など無いのでこいつの出番です。
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自転車整備工具界の主役、みんな大好きモンキーレンチです。
※ちなみに自動車整備でこいつを使っているとバカにされるというか怒られます^^;

モンキーでハンガー部を修正していきます。
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この自転車は鉄フレームの一体型ハンガーですので修正してもそう問題無いと思います。

少しずつ内側に曲げて確認の作業を繰り返します。
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モンキーで曲げては、RDを取り付けガイドプーリーの平行確認を繰り返すこと約1時間、ようやくこんな状態になりました(正直気が滅入りました^^;)。
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ワイヤーを固定して変速確認したところ問題なさそうです^^


というわけで微調整をおこなうため試運転に行きました


うーん、いまいちです。変速自体は問題なくアップダウンします。ただし、なんかRDの動きが悪い感じがする。しかも最大ローギヤで引っかかるようなカチャッというような異音がする・・・

ちゃぶ台があったら、ひっくり返したい気分でした^^ しかし、ここまで来て諦めるわけにはいかないのでまずは異音の原因を探しました。

人通りの少ない用水路の側道で走行しながら確認した所、原因が解りました。
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異音がしていたのはテンションプーリーでした。青の矢印の先からです。テンションプーリーがチェーンに対して斜めな状態で、うまく噛み合わずに異音が鳴っていたようです。

また、赤い矢印の先を見ると解るのですがガイドプーリーからテンションプーリーまでのチェーンのラインがおかしいです。

ようやくRDのプレートがおかしくなっている事に気付きました。しかも犯人が自分だということにもです。もうガックリな心理状態です^^;


さっそく自宅に戻り作業再開です。
※テンパっていたため画像はありません、ごめんなさい^^

① ボルトを外して両プーリーをプレートから取り外す。
② スケールをあててプーリー取付部の平行確認
③ 手曲げ修正して再度平行確認
④ ②と③の繰り返し
⑤ 平行が出たらRDの復元作業


これで、やっと正常なRD-M2000に戻りました^^

アウタートップ
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インナーロー
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うん、正常な状態ですね。

再々再度の試運転にいきましたが、気持ち良い変速となりました。やっと完成です。
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詳しい画像レビューはまた次回とさせていただきます。

まとめ&感想


最終的な調整後のRD-M2000の変速性能は気持ち良いレベルになりました。ロード用であるRD-3500SSと比べても(良い意味で)優劣ありませんでした。ただしディレイラーハンガーの正常状態でのRD-3500とは比べていませんので参考までです。

一番驚いたのはシフトダウン時のシフトレバー操作の軽さです。シングルテンションRDの特徴なんですかね。この点はRD-M2000の勝ちだと思います。

シフトアップについてはローギヤ付近の方がトップ付近より速いように感じました。RDのテンションスプリングがひとつなのでスプリングが伸びているローギヤの方が引っ張る力が大きいためなのですかね?あくまで推測ですが。

まだ少ししか距離を乗っていないので、RD-M2000のレビューは今後も続けたいと思います。ちなみに最終的には700C青ママチャリに装着したいと思っています。RD-M310が廃盤となってしまったので8速構成に使える安価なRDの良い代用品になるかもというのが理由です。

RD-3500SSも8速構成で問題なく使えていました。現行の9速用RD-R3000と8速用RD-R2000は外装の仕上げだけ変えた同一品な感じです(私見)。それでいてR2000の値段はRD-M310やRD-M2000より高いときています。

ロー25T以下のスプロケを使うならばR2000やR3000を選択するのが良策だと思いますが、28T(本来の仕様は最小ロー32T)以上ならM2000が良い選択肢になるのではと思ったことも今回の実験の目的でもあります。


今回はかなり苦労しましたが、RD-M2000の良さは充分に感じられました。ネットでも情報が全然無いので少しでも情報提供をさせていただきたいと思います^^

※RD-M2000とスプロケットの組み合わせに関してですが、あくまでシマノ規定の最大ローは32Tです。今回私が試した28Tスプロケットは仕様外になりますので不具合出た場合の保証や責任は取れません。お試しになる場合は自己責任でお願いします。


本日はここらで終了です、それではまた^^)/



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